【10回ミスったらアウト??】パスコードを忘れてしまったiPhone・iPadの強制初期化方法と再設定について
こんにちは!ハロー!パソコン教室イオンタウン新船橋校 石川です。
本日立て続けにパスコードを忘れてしまったiPhoneとiPadの初期化を依頼されました。
両方ともiOSデバイスなので、対処方法は基本的には一緒です。
ですが、
・パソコンを持っているか
・バックアップを定期的にとっているか
・AppleIDに使っているメールアドレスが分かるか
・パスコードを10回連続で間違えたら、端末を強制初期化する機能をオンにしているか
などによって対処方法が違います。
今回持ち込まれたiPhoneは
「パスコードを忘れてしまってロックがかかってしまい使えない」
「パソコンでバックアップを取った事はない」
「強制初期化の設定はしていない」
という状況でした。
また同時期に持ち込まれたiPadはまた状況が違いますので、次回の記事で説明します。
という訳で、本日はパスコードを忘れてしまって、どうにもならないiPhoneの対処方法を説明します。
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パスコードと強制初期化の設定について
6回連続でパスコードを間違えた場合、何も設定していなければiPhoneにロックがかかります。
最初は一分ですが、7回、8回と間違えるたびにやり直すまでの時間が伸びていきます。
そして9回、10回目は60分…
11回目に間違えるとiPhoneにロックがかかってしまい、iTunesに繋がない限りは使用不可能の状態になってしまいます。
今回の依頼者は完全にパスコードを忘れてしまっていたとの事でしたので、教室のiTunesで初期化を試してみることにしました。
ただし、バックアップが無いまま初期化をしてしまうと、まっさらな工場出荷状態に戻ってしまいます。
できればバックアップをとっておきましょう。以前に一回でも同期(バックアップ)したパソコンであれば、ロックがかかっていてもバックアップの作成は可能です。
しかし、今回はiTunesでのバックアップは取ったことが無い上に、iCloudでのバックアップがあるかどうかも不明という事でしたが、AppleIDとパスワードはメモしてあるという事でした。
もし、iCloudバックアップが設定されていれば復元は(完全な形ではないですが)可能です。
という訳で、僅かな可能性に賭けることにして、教室のPCにて強制初期化する事にしました。
「10回間違えたらデータを消去」を設定していないiPhoneの強制初期化方法
1 まずはiPhoneの電源を完全に落として下さい。
2 次にPCにLightningケーブルを繋いで、iPhoneと繋ぐ準備をしておきましょう ※この時点ではまだiPhoneとケーブルは接続しません。
3 iPhoneのホームボタンを長押しして、リンゴマークが出てきたら、iPhoneにケーブルを繋いて下さい。※この時ホームボタンは押し続けること。
4 iPhoneの画面にiTunesとケーブルのマークが表示されたらホームボタンを離して、一度iPhoneを置いて下さい。
5 ここからはPC側の操作です。PCでiTunesが立ち上がりますので、指示に従って下さい。※iOSを更新していないiPhoneの場合、OSのダウンロードに時間がかかり過ぎるとリカバリが一度失敗することがあります。その場合は再度手順1からやり直して下さい。
6 最終的に「復元と更新」をクリックすると初期化が始まります。
7 再びリンゴマークが表示されるので、しばらく待機しましょう。この時に絶対にケーブルは抜かないように!
8 iTunesにバックアップが残っている場合は、初期化が完了すると以前のバックアップから復元可能になります。
パスコードも新たに設定できるので、これにて完全復活という訳ですね。
iTunesにバックアップが無い場合
iTunesに繋いでバックアップを取ったことが無い場合は、上記の手順7の次はAppleIDを入力して、iCloudから復元を試みる事になります。
この時AppleIDに使っているメールアドレスとパスワードが分からないと致命的なので、しっかりとどこかに記録しておくことが重要です。
※当教室ではAppleIDは携帯メールやプロバイダメールではなく、GmailなどのWEBメールを推奨しています。何故なら、この端末でしかメールが確認できない場合は、パスワードを忘れてしまった際に復旧する手立てがありません。
AppleIDのパスワードを忘れてしまった場合は、AppleIDに設定したメールアドレスにパスワード再設定用のメールを飛ばす事ができますが、そのメールを確認できない状態では再設定すらできませんからね。
その点Webメールアドレスなら、ネットに繋がりさえすればどの端末からでもメールが確認できるので、最悪の自体は避けられます。
さて、今回はAppleIDもパスワードもしっかりと記録してあったので、この後はiCloudから復元する事で、また以前の環境で使えるようになりました。
PCと繋げていないiPhoneはまずこの設定を!
「設定」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」をオンにしておきましょう。
このバックアップさえしておけば、万が一の時でもiPhoneの環境を復元することが出来ます。
ただし、iCloudは無料では5GBまでしかバックアップを作成することができません。
普通に使っていても1年もすればバックアップ容量不足の通知が出てきてしまうでしょう。
iCloudストレージのアップグレードは月間130円で50GB、400円で200GB、1300円で1TBです。
有料版にアップグレードするとしても、普通の人なら50GBもあれば大丈夫だと思います。
ただ、完全なバックアップを無料で作成するなら、iTunesに繋げて管理する事をオススメします。
Appleのセキュリティは異常に堅い
先日こんなニュースがありました。
ロック解除の命令拒否 アップル、テロ犯捜査で - 共同通信 47NEWS
【ニューヨーク共同】米IT大手アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は16日付の顧客向け公開書簡で、米カリフォルニア州で昨年12月に発生した銃乱射テロをめぐり同州連邦地裁から命じられた、容疑 ...
【ニューヨーク共同】米IT大手アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は16日付の顧客向け公開書簡で、米カリフォルニア州で昨年12月に発生した銃乱射テロをめぐり同州連邦地裁から命じられた、容疑者のiPhone(アイフォーン)のロック機能を解除することを拒否する考えを示した。 クック氏は連邦捜査局(FBI)が求める情報はこれまで提供してきたと強調。政府が求めたロック解除は「顧客の安全を脅かす前例のない申し出だ」と批判した。
FBIからの要請でもロック解除してくれないのですから、僕らがIDとパスワードを忘れてしまったら致命的ですよね。
だからと言って紙に書いてiPhoneケースに貼っておくなんてことはパスワードとして本末転倒なので(実際にやってる人いました)、自分だけがアクセスできる場所に保管しておくなどして、しっかり管理しておきましょう。
ちなみに同日に持ち込まれたiPadはもっと複雑な状況でした。こちらもパスコード忘れなのですが、考えられる限り一番最悪な状況でした。
後編へ続きます。
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- 2016.02.26 Friday
- iPhone・iPad
- 09:23
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