【Word】Wordが正常に動作しない時、設定を元に戻したい時は迷わず初期化しよう!
こんにちは!ハロー!パソコン教室イオンタウン新船橋校 鈴木( @hello_shinfuna)です。
教室の生徒さんにちょっと変わった名物おじいちゃんがいます。
70歳を超えてからパソコンを使えるようになりたい!と頑張っているのですが、その頑張り様がハード過ぎるんです。
毎日家に居る時は朝から寝る前までずっとパソコン(Word)の練習をしているのです。
やりすぎというかストイックすぎですが、その姿勢には感心させられる時もあります。
先週、そんなおじいちゃんが来校するなり、Wordが壊れた!一大事だ!と騒いでいました。
状況を確認すると、文字を入力しようとすると打った文字が何故かリボンのフォントサイズボックスに入力されてしまうという現象でした。
フォントサイズボックスはプルダウンメニューでフォントを指定できる他、メニューにないフォントを直接入力で指定することも可能なので、入力すること自体は出来ます。
が、用紙内にアクティブカーソルが点滅している状態にもかかわらずフォントボックスにもカーソルが何故か出現し、そのまま入力されてしまうという不思議な現象です。
当然、↑こうなっちゃいますよね。
もうこの現象は原因も不明ですし、Wordの調子がおかしいとしか言えません。
実は教室のパソコンでも箇条書きボタンをクリックするとWordが強制終了するという謎な現象も発生してます。
(上記の原因はMOSの模擬試験をインストールしているからという因果関係までは分かっているのですが、対処法が初期化する以外ありません)
このように、Word・Excel自体が壊れる?なんて考えたことありませんよね。
大抵、自分の操作がおかしかったんじゃないか、変なことをしてしまったんじゃないかと不安になる方が多いと思いますが、パソコンだって完璧じゃないんで調子悪くもなりますし、原因不明な現象が発生したりします。
そんな時は迷わずOfficeを初期化しましょう!
だいたいの不具合は初期化で解決するので、動きがおかしい!と感じたら試してみてください!
もう家でWordできないよ…と落ち込むおじいちゃんのためWordを初期化してあげることにしました。
今回はその際に準備した方法を折角なので記事に残しておきたいと思います。
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Officeの初期化は再インストールより断然楽!!
初期化して解決するという手段はOfficeに限らず、Windows自体にもありますし、iPhoneなどのスマホにも言えます。
とりあえず、おかしくなったら修理や買い換える前に初期化するという手段を試してみてください。
さて、今回はOfficeの初期化になるわけですが、すぐに思いつく初期化法と言えば、Office自体をアンインストールして再度インストールしてみることだと思います。
確かに、発生していた問題はほぼ解決されると思いますが、初心者さんにはハードルが高すぎやしませんか!?
そして何より手間と時間がかかり面倒くさいです。
こんな仰々しいことをせずとも気軽に試せる初期化方法が3つあります!
【方法1】 Normal.dotm を削除する
このNormal.dotmファイルは全文章に使用されるテンプレートファイルです(Wordに限る)。
このテンプレートファイルに様々な初期設定や問題が起きている原因となった情報が記録されています。
つまり、このテンプレートファイルを削除してまっさらな状態で再作成すればWordは初期化されるということになります。
手順はコチラ
1.Wordを終了
2.C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Templates フォルダ内にあるNormal.dotmファイルを削除する
※設定によってはAppDataフォルダが表示されていない場合があります。
そんな場合はフォルダオプションの表示タブから『隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する』を選択しましょう。
3.Wordを起動して問題が解決されているかを確認する
注意)Normal.dotmファイルを削除後、Wordを起動すると自動的にNormal.dotmファイルが新規作成される流れですが、稀に再作成されない場合があります。その場合はNormal.dotmにアクセスするような操作を行ってください(例えばフォントダイアログボックスの既定に設定をクリック等)。
【方法2】 レジストリ を削除する
このレジストリを削除する方法はPC初心者の方にはオススメしません。
レジストリはWindows 内のデータベースで、コンピュータのシステム ハードウェア、インストールされているプログラムと設定、および各ユーザーアカウントのプロファイルに関する重要な情報を格納しています。 Windowsは絶えずレジストリ内の情報を参照して稼働しているのです。Word稼働時も同様です。
こんな大事なレジストリ情報ですが、間違って関係のないものを変更・削除してしまった場合、PCが正常に動かなくなる可能性もあります。
上記を踏まえた上で慎重に作業を行ってください!
手順はコチラ
1.Wordを終了する
2.スタート - 『プログラムとファイルの検索』ボックスに『Regedit』と入力しEnterをクリック → レジストリエディタが起動
3.HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Office¥[バージョン]¥Word¥Dataキーを削除
4.HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Office¥[バージョン]¥Word¥Optionsキーを削除
ポイント)インストールされているOfficeのバージョンにあわせて[バージョン]は選択してください。
2010の場合=14.0 / 2013の場合=15.0 / 2016の場合=16.0
5.Wordを起動して問題が解決されているかを確認する
【方法3】 StartUPフォルダを空にする
だいたいは上記の方法1or2で解決するのですが、まだ問題が解決されない場合はOffice起動時に参照されるStartUPフォルダの中身に作成されているファイルを削除しましょう。
※StartUPフォルダ内に必ずしもファイルが存在するとは限りません。
手順はコチラ
1.Wordを終了する
2.C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Word¥STARTUPフォルダ
3.何かしらファイルが存在していた場合は削除する
4.Wordを起動して問題が解決されているかを確認する
レジストリ変更のバッチファイルを作成しておこう!
Officeの不具合は一回とは限らないですよね。
いつどんなタイミングでどうおかしくなるかは分かりません。
その都度、上記の方法1~3を実行して回復させてももちろんOKですが、頻繁にとなるとちょっと面倒ですよね。
というわけで、レジストリを変更する実行ファイルを1つ作成しておけばクリック一つで作業が完了するのでとても便利です。
教室にある10台のパソコンにも全てデスクトップ上にOfficeの初期化用バッチファイルを置いてます!
このバッチファイルの作成方法は次回ご紹介したいと思います!!
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- 2017.09.29 Friday
- Word
- 19:00
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